苦しみ、泥沼を抜け出した。ロッテは今季ワーストの連敗を7で止め、3位に再浮上。「一つ勝つのは難しい」。西村監督の心から出た言葉だった。
 成瀬の快投なしに連敗脱出はなかった。高低、内、外に丁寧に投げ分けた。八回まで0-0の緊迫した投げ合いを演じ、味方が九回にようやく3得点。直後に2点を失ったものの、無四球で完投した。「1点やったら負けだと思って投げていた」
 2007年から、成瀬は8月以降に負けたことがない。左腕は「残り試合が少なくて、無我夢中でやらなきゃいけない。その気持ちが結果に出ている」と言う。勝負どころで力を発揮するエース。厳しい言葉を投げかけたこともあった西村監督も「もう十分。あそこまでよく投げてくれた」と賛辞を送った。
 連敗中は投手陣が崩れていた。「必死。自分が投げる時は、いい形で(次に)回したいと思った」。成瀬が負の流れを断ち切った。

やっと止まった。
さて、これから反撃だ!

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