引き籠もり

2001年9月15日 日常
【籠もる】
 ?包み囲まれている。
 ?含まれる。
 ?外出しない。ひそむ。
 ?城にいて守る。たてこもる。
 ?参籠する。おこもりする。
 ?(気体などが)満ちる。
        『新小辞林特装版』より引用

Keiの辞書では【籠もる】とはこういう意味です。
たぶん?の意味で多くの現代人が【引き籠もり】として使用している。
多少心理的な要素も含まれるので正確な意図ではないかもしれない。

【引き籠もる】
 (退いて)閉じこもる。
        『新小辞林特装版』より引用

この【引き籠もる】は上記のような意味で、家にいて外出せずにいる、という意味ではないですね。
言葉の乱用と言ってはそこまでだが、何かしらの意味を含んでの使用があるような気がする。
なぜ【籠もる】では無く【引き籠もり】を使うか考えてみた。

そもそも【籠もる】は?の意味に示されるように負け戦では無い。
《今日の籠もりという恥を堪え忍んで、明日への勝ちへつなげよう》
こういった意味合いが含まれるのではないだろうか?
一方【引き籠もる】では【退く】のである。
【退く】が最初につくことで負け戦、後ろ向きの要素を感じ取れる。
【籠もる】では勝ちを意識しているが、【引き籠もる】では負けの意識----そのネガティブさだけが強い色を出している。

日本語とは面白いことにそう思い込むと、その意味に強く影響される。
人間は唯一の思い込みの生き物とも言われる。
どうせなら正しい言葉の意味を知り、その言葉を楽しみたい。
そしてただし意味を理解した上で負の言葉を使うならば、明日の勝ちを意図とした言葉を使った方がいいともう。
だから自称【引き籠もり】の人はそんなコトやめて【籠もる】方がよっぽどいいんじゃない?

少なくともKeiはそう思うし、そうするだろう。

・・・今日のコレは日記では無いな、完全に。
許して。

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